<質問状内容>
平成29年7月3日
国土交通省 鉄道局 御中
松戸駅のバリアフリー化をみんなで考える会
代表 土岐金成
JR東日本松戸駅バリアフリー化に関する公開質問状
拝啓 皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
私共は、JR東日本松戸駅の段差解消工事の早期着工・竣工実現を望む市民・利用者の声を広く伝えることを目的とし、この7月1日に設立いたしました市民団体(任意団体)です。
貴省から平成18年に出された旧「移動等円滑化の促進に関する基本方針」において、「1日当たりの平均的な利用者数が5,000人以上の鉄軌道駅」は原則として平成22年までに「移動等円滑化」を実施する事となっておりました。JR松戸駅もその対象であるにもかかわらず、現在でも段差解消工事が開始されていないことはご承知の事と存じます。
このJR松戸駅解消の段差解消工事は、当初平成26年度中の着工予定でした。しかし、平成26年度中の着工はされませんでした。その後平成25年8月に、設計変更が行われた上で、平成28年度中に着工がされる旨をJRから松戸市へ伝えられたと伺っておりました。
しかし、平成29年度に入った現在でも工事は着工されておりません。平成26年度を過ぎた段階では、着工できなかった理由として、JRは「人件費や原材料費の高騰」を上げていましたが、平成28年度中の着工予定が伸びた理由や、設計変更の具体的な内容などが市民・利用者にとって不明な点が何点かございます。そこで、何点か質問いたします。
1.平成28年度中の着工予定が遅れたことの理由について、貴省はどのように把握されているでしょうか。
2.JR松戸駅の工事開始時期が遅れている点について、JRに対し、何か具体的な指導をされた事はありますか。ある場合は、その詳細についても、お教えください。
3.設計変更の具体的な内容は貴省で把握されているでしょうか。
4.貴省関東運輸局管内において、「1日当たりの平均的な利用者数が3,000人以上」の駅で、段差解消がなされていない駅の具体的な駅名をお教えください。
5.旧「移動等円滑化の促進に関する基本方針」にて平成22年までに「移動等円滑化」が実施されることとなっていた「1日当たりの平均的な利用者数5,000人以上」の駅で、現在も段差解消がなされていない駅について、平成23年以降貴省ではどのような指導を行ってきましたか。また、今後どのような指導を行われる予定ですか。
6.今後JR松戸駅の段差解消について、JRに対し指導等を行う予定はありますか。
なお誠に勝手ながら、頂いた回答は、ウェブ等で公開させていただきます。何卒ご了承ください。
お忙しい中大変恐縮ではございますが、ご回答をいただきたくお願いする次第です。
敬具
<国土交通省からの回答>
※本件について、国交省からはご回答いただいておりません。